ラブコメアニメと恋愛アニメの違いについて考える回、特に恋愛アニメ

こんばんは。 

 

この前、ランティス祭り1日目に向かう夜行バスで、ライブが楽しみすぎるあまりに寝れませんでした。そこで、タイトルにある「ラブコメアニメと恋愛アニメの違いについて」考えました。

 

(すみません。書き終えた後の自分です。この文章を読み返してみて、「ラブコメ」の定義がはっきりしていないので全体的に論がボヤけています、ご了承ください。

ボクの中での「ラブコメ」の定義はギャグと恋愛の中間という「イメージ」です。)

 

というのも最近なぜか2010年代前半大ブームだった学園ハーレムラブコメアニメをたくさん見たからです。ハーレムラブコメと言えば、たくさんのヒロインの女の子(男の娘もいる)が出てきて主人公とわちゃちゃするストーリーだとボクは思います。

一方でラブコメに近いジャンルとして恋愛アニメっていうものがあると思います。dアニメストアでもジャンルカテゴリの一つとして「ラブコメ/恋愛」というものがあります。

dアニメストアでアニメを探していて、当初は「その2つって全然違うんじゃね?」と思いましたが、個々の作品で考えていくと確かにどちらとも言えない作品あるなとなりました。例を挙げると『俺の妹がこんなに可愛いわけない』とか。これは確かに「ラブコメ」であり且つ「恋愛」かな思います、どっちのカテゴリーでもあるなと。

この、どっちのカテゴリーに属しているのか論争は二項対立で考えても埒が明かないでしょうし、人それぞれの考える「ラブコメ」と「恋愛」概念の違いがあるのでカテゴリーの解釈違いが生じるのでしょう。ボクの中でこの2つのカテゴリーはグラデーション上になっている。(図1参照)

(そもそも「恋愛」というより大きいカテゴリの中に「ラブコメ」カテゴリがあるのかもしれません、「ラブコメ」って恋愛×コメディという意味でしょ多分。)

f:id:RX-99:20190624024800p:plain

 

そこで「じゃあ「ラブコメ」と「恋愛」の差って何?」となるわけです。

 

なので、(なのでを文頭に持ってきてはいけない)(ボクの中では)その2つのジャンルは何が違うのか、考えてみました。実際には「恋愛アニメとは何か?」→「どうしたら(ボクの中で)恋愛アニメ認定されるのか」について考えます。

 

そりゃ、違いを一言で言えば、「恋愛してる」か「恋愛してない」か、でしょ。

→「恋愛してる」って何だよ。

これを考えます。

 

考えた結果としては以下の2つを満たしていれば完全恋愛アニメ、1つならまぁまぁ恋愛アニメ、0ならほぼラブコメに分類されます、ボクの中では。

先ほども言ったように、作品はどちらかのカテゴリのみに属するというわけではなく、作品が2つのカテゴリを合わせ持つこともあると考えています。

つまり以下の2つの条件いずれかを満たすと、少なくとも「恋愛」カテゴリーには属するだけであり、「恋愛」かつ「ラブコメ」である可能性もあるということです。(必要条件?十分条件?べん図?忘れた)

条件を2つ満たす→「恋愛」、もしくは「恋愛」かつ「ラブコメ

条件を1つ満たす→同上

条件を1つも満たさない→「ラブコメ

 

①最後に告白するor特定のヒロインとくっつくことを意識している

これはわかりやすいと思います。何らかのゴールを意識しているのなら恋愛では?

終わらない日常ないしギャグの中でもこの条件が成立していたら「恋愛」カテゴリー認定されるのではないでしょう。

生徒会の一存』はパッと考えるとラブコメだけど、まぁ恋愛でもあるなと思うのはこの条件に当てはまっているからではないでしょうか。ほぼギャグテイストであるものの岡崎はずっと最後は誰が好きなのか考えてるし。

 

②人間関係の変化によって、話が進む(さらに人間関係に変化が生じる)

これはボクの友達が言ってたのを練り直しました。主人公と特定のヒロインの関係性が変化することが、他のヒロインにも影響して更に話を転がしていくということですね。

そうじゃないパターンを考えるとわかりやすいです。キャラ回(各ヒロイン回)だけで話を進めていくパターンがそうじゃないパターンだと思います。キャラ回ではなく、関係性の変化によって話を進めていくということです。

『IS』と『とらドラ』の違いとかを考えてみてもらうと分かりやすいと思います。『IS』が前者(キャラ回)、『とらドラ』が後者(関係性変化)です。つまり、『とらドラ』は「恋愛」アニメであるということです。

(友人は『五等分の花嫁』と『ぼく勉』の違いって言ってました、ボクはどっちも見てないのでどっちがどっちかわからないです)

『IS』は図にするとこんな感じの関係図と話数の進行(図2。※9話が水着回、は適当な例)。基本的には主人公とヒロインの1対1の関係で進んでいきます。「水着回とかはどう考えるんだよ、たくさんヒロイン出るやんけ」とか思う人もいるかもしれません。主人公-ヒロインの1対1関係を、1話で何人分やってるかの違いだと思います。水着回では主人公ーヒロインの1対1関係をたくさんやるのでたくさんのヒロインの出番があります。

f:id:RX-99:20190624031654p:plain

 

一方で『とらドラ』パターンであり、「恋愛」アニメの要因である関係性変化パターンは、このようなキャラ関係図がありストーリーが進行(図3)。図2に加えて、関係性の変化が更なる関係性の変化を呼ぶような展開で話が作られているように感じられます。

f:id:RX-99:20190624033420p:plain

図2では、主人公ーヒロインの1対1の関係性が変化するだけでしたが、図3では1つの主人公ーヒロインの関係性が変化することによって複数の関係性が変化することが考えられます。そうすることで連続する関係性の変化を楽しむアニメができます。

最初の関係性の変化の原因は何でもいいです。家族問題でも、レ○プでも、告白でも、きのこたけのこ論争でも、変化すること大切なので。ただ、告白などの関係性を非常に大きく変化させるもののほうが視聴者は見ていて続きが気になるので面白いとはお思います。



眠くなってきました。今AM3:44です。

理論を言ったしこっからは自分の見たアニメを実際に当てはめるぞと思っていましたが、それは後日にします。

 

あとこの記事を作った本当のきっかけは、ボクは「ラブコメ」アニメは好きでも「恋愛」アニメはそんな好きじゃないというのが大きいです。じゃあ何がそんなに違うんだと思って考えました。以前ツイッターなんかでは「人間関係でピリピリするアニメは嫌い」とは言っていましたが、それを今回は少しは具体化できてよかったです。

 

ぶっちゃけ、「ラブコメ」が一番何なのかよくわからないです。

恋愛かつコメディって何なんだ、何をもって恋愛なのか、コメディなのか、そしてそれら2つが満たされている作品は本当に全部「ラブコメ」なのか。

「ラブコメ」真理への道は遠いです。

誰か考えてボクに教えてください、おやすみなさい。