steam『Little Witch Nobeta』早期アクセス クリア後感想・レビュー

こんばんは。

今回はsteamで現在(7/13)、早期アクセスとなっている
『Little Witch Nobeta』(リトルウィッチノベタ)をクリアしたので
感想を書いていきます。

概要とロリダクソ

今作は台湾のPupuya Gamesから発売され、6/24に早期アクセスがリリースされました。現在はsteamで早期アクセス(有料体験版みたいなもの)で遊ぶことができます。
発売後、「ロリダクソ」というワードがTwitterだったりYouTube等の配信だったりで散見されました。
↓steamのページ
store.steampowered.com


今作は「ロリダクソ」の名の通り主人公のノベタちゃんがロリロリなビジュアルに仕上がっており、プレイ感としては高難易度アクションゲームで『DARK SOULS』を彷彿とさせる要素が多く盛り込まれたソウルライクゲーム(?)となっています。
f:id:RX-99:20200713230516p:plain
アニメ調のソウルライクと言えば、バンナムの『CODE VEIN』がありましたが、そちらとも大きく異なったゲーム性、仕上がりとなっています。TPS×ソウルライクもパッとは思いつかないものの、まぁ何かしらあると思います。それに近いかも。

魔法アクション

今作品の最たる特徴は、魔法アクションでしょう。
基本的に魔法で戦うので遠距離から魔法でチクチク攻撃していくことになります。ただ魔法を使うには魔力(MPゲージみたいなやつ)を消費し、魔力がなくなると魔法は使えません。魔力は魔法を連発してると意外とすぐなくなるので道中ボス含め使いすぎには注意が必要です。

また魔力を回復するために、パリィ(敵の攻撃に合わせて攻撃)やジャスト回避をすることもでき、魔力がなくなっても待ちだけではなく攻めの守りを行うことができて楽しいです。パリィが比較的簡単に行えるので、アクションゲーム慣れしてる人であれば、
「魔法連続ブッパ→パリィ連発で魔力回復→魔法ブッパ」
とテンポよくボス戦も進めることができると思います。
遅れましたが、ダクソと違って盾はないです。
f:id:RX-99:20200714213320p:plain
(パリィしたときの画像、ド派手な演出で次もパリィを狙いたくなる。)


プレイヤーは魔法ごとに設定されている特性を理解しながら戦闘とダンジョン攻略を進めていくとこになります。場所によっては特定の魔法の特性を使わないと突破できない仕掛けもあり、魔法は戦闘だけでなく一種の謎解きの鍵としても機能しています。
この魔法の特性を活かした謎解きはよくできていて、後々には戦闘でも使える魔法の使い方を謎解きの一部としてプレイヤーに学習させる一種のチュートリアルも兼ねているんです。
早期アクセス版では4つの魔法が使用可能ですが、いずれもが効果的に使える場面があって完全に腐っている魔法がないのは良いゲームバランスだと思いました。

難易度について

難易度については、ロリダクソと呼ばれるだけのことはあって、やりごたえのある難易度となっています。
とは言ったものの、難易度選択もあるのでアクションゲームにそんなに慣れてない人もクリアできるのではないかと思います。雑魚狩りを周回してレベリングすることもできるので、とにかく体力にステータスを振りまくれば割と楽にクリアできるのではないでしょうか。一通りのクリア時間としては6時間程でした。ダンジョンとボスの攻略時間の比率としては、1:2くらいでした。

雑魚敵に関しては動きが単調なのと、エイムアシストのおかげで配置を覚えればかなり倒しやすくなっています。初見だと苦戦するものの、配置を覚えて慣れれば難なく突破できる、これは絶妙なバランス。単なる初見殺しの嫌がらせの敵の配置よりも完成度が一段高いです。

ボスに関しては遠距離系の攻撃手段がそこまで強くないので、こちらが遠距離から魔法でチクチク→ボス接近、攻撃してくるパターンが多いです。
これだけ見るとボスから離れて魔法でチクチクして単調になってしまうと思うかもしれませんが、こちらが魔法のチャージ(当然だがチャージ攻撃は強い)を行っている間は早く走ることができない仕様になっています。この仕様によってチャージ中にボスが接近して攻撃してくる展開になりがちで、想定していたような単調な遠距離チクチク攻撃ではなく、敵の攻撃をうまくさけつつチャージ攻撃を決めるという手に汗握る展開になることが多かったです。強い攻撃を決めたいプレイヤーの心理をうまく突いているうまい作りだなぁ~と感動しました。

ちなみにボクは2体目のボスが一番難しかったです。回避のタイミングが掴みにくかった...。(画像は2体目のボスに魔法を撃っているシーン)
f:id:RX-99:20200713234049p:plain

不満点としては、マグマに落ちたら即死仕様となっていて、マップの構成や敵の配置でやたらマグマに落ちやすくなっており、これは難易度というよりイライラでした。

ダクソと比較して、まとめ

冒頭で書いた通りこの作品は「ロリダクソ」と呼ばれているわけですが、実際ダクソと似ている点としては
・チェックポイントから何度もリトライしてクリアする
アクションRPG
・ダーク(?)な世界観
・やりごたえのあるボス戦
・お金と経験値が同じ
・パリィで
主な違う点としては
・様々な種類の魔法とチャージ攻撃を使い分ける戦闘(遠距離メイン)
・(二段)ジャンプがある(マップに高低差が出しやすい?)
・ちゃんとストーリーが作品内で語られそう(これは製品版にならないとわからないけども)
・クリア順は固定(製品版は不明)

こう羅列すると共通点が多い気がします。


プレイ感としては確かにダクソの良いところ面白いところ部分を踏襲しつつも、
魔法アクションの感じとかはソウルシリーズ、ブラッドボーン、セキロなんかとも違うオリジナルなものになっていると思います。
アクションや難易度のバランスも良くて、難しすぎずある程度の達成感は味わえる良い塩梅だと思いました。
ソウルシリーズやソウルライクのファンだけではなく、可愛いビジュアルに興味を惹かれた人でもカジュアルに遊べるゲームに仕上がっていて、わりと誰にでもオススメできるゲームです。

これで1000円弱なら正直買い!!!